めまいたちくらみ起立性低血圧を改善するセルフリハビリ
起立性低血圧とは
寝ている状態から起き上がった際に一時的に血圧が下がり、脳の血流不足(脳の酸欠不足)となり、一時的にめまいや立ち眩みが起こります。通常起き上がっ際に症状が出てい、数秒~数十秒で消失する、または寝ると症状が消失します。
起立性低血圧の原因
①自律神経の障害・失調
血圧のコントロールは自律神経が担っています。通常であれば、体の姿勢が変わると、それ順応・呼応して自律神経が自動的に血圧が上下しないようコントロールしています。この自律神経の調節機能がうまくいかないとめまいや立ち眩みを起こしやすくなります。
②ふくはらぎの筋力不足
寝ている状態から起き上がると重力によって、脳の血流が減り、下肢の方へより血流が流れますが、これを阻止しているポンプ・ストッパーの役割が下肢(特にふくはらぎ)の筋力なのです。ふくはらぎの筋力がギュッと締まっていることによって、血管を収縮させ下肢への血流が増えすぎないようにコントロールして、脳の血流が減るのを防いでいます。
③水分不足・睡眠不足
運動後やお風呂などの水分が不足して脱水になっているときや、睡眠不足の際も起立性低血圧が起こりやすくなります。
どうしたらいい?めまいたちくらみ起立性低血圧を改善するセルフリハビリ
セルフリハビリ|ふくらはぎ(ポンプ)を鍛える
座位でふくらはぎを鍛える
リハビリ方法・・・座位で踵上げエクササイズを行います。自分の手を膝にのせて抵抗をかけてみましょう。
座位での足首曲げ伸ばし
リハビリ方法・・・座位で足首の曲げ伸ばしを行います。
座位での足首回し
リハビリ方法・・・座位で足を挙げて、足首を内回し・外回しにぐるぐる回します。
立位でふくらはぎを鍛える
リハビリ方法・・・立った状態で踵上げエクササイズを行います。
自律神経の調整訓練
寝た状態⇒座位⇒立ち上がり訓練・・頭と心臓と足の高低差を少しずつ増やしていく
寝た状態からまずは上半身だけ徐々に起きる動作を段階的に行います。つづいて足を下げる。そして座位からの立ち上がり(完全に直立に立ちきらない状態)を繰り返し、わざと自律神経の調整を使う訓練します。頭と心臓と足の高低差を少しずつ増やしていくことがポイントです。(動画参照)
座位・立位の時間をなるべく増やす
なるべく座位・立位の時間を時間を増やしていくことも大切です。
首・肩・背中の筋肉をマッサージでほぐす
首・肩・背中の筋肉がガチガチで硬くなっているケースがほとんどです。ここをほぐしてあげると症状が緩和されますので、セルフマッサージ又はパートナーマッサージでしっかりほぐしてあげましょう。
起立性低血圧で運動リハビリをしないと、ますます・・・
起立性低血圧の場合、めまいや立ち眩みがあるからと言って、何も運動リハビリをしないとなかなか改善しにくいです。訪問施術の場面でも『今日は立ちくらみがする』の場合、もしその原因が起立性低血圧であれば、エクササイズを休むのではなく、可能な範囲で下肢のエクササイズを行うことを推奨しています。
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