訪問マッサージ・リハビリ・はりきゅう治療『藤和マッサージ』

ご予約・お問い合わせは各院のお電話からお気軽にどうぞ

受付時間 9:00~18:00
月~土・祝日も受付中(定休日:日曜)

広報活動

パーキンソン病基礎知識と訪問マッサージ師ができること

目次

  1. パーキンソン病とは
  2. 原因
  3. 症状
  4. 症状の特徴
  5. 好発年齢
  6. 遺伝性
  7. 治療
  8. 予後・経過・寿命
  9. パーキンソン病の方へ訪問マッサージ師ができること
  10. パーキンソン病の重症度レベルの判定

パーキンソン病とは

  • 脳神経の難病で、特徴的な運動症状が現れます。
  • 厚生労働省指定難病です。

パーキンソン病の原因

脳内の神経伝達物質ドーパミンの減少により、脳神経の伝達がうまくいかないことが原因です。ただ、なぜ脳内の神経伝達物質ドーパミンの減少自体の根本原因はわかっていません。

パーキンソン病の症状

無動・動作緩慢

  • 動作が緩慢になります
  • 顔の表情が乏しくなります
  • 動き出すのに時間がかかります
  • 字が小さくなる

振戦(ふるえ)

安静時に振戦ふるえるのが特徴です。

こわばり(固縮)

筋肉が硬くなり、常に緊張状態になっています。筋肉が硬くなり、関節も固まっていきます。

倒れやすくなる(姿勢反射障害)

体のバランスをとることが難しくなり、転倒しやすくなります。

運動症状以外にも、非運動症状

  • 臭いがしないなどの嗅覚異常
  • 便秘
  • 気力低下
  • 疲れやすい

パーキンソン病の症状の特徴

初発症状は振戦が最も多い
症状の左右差があることが多い
言葉は単調で低くなる

パーキンソン病の好発年齢

50~60代
若年性のパーキンソン病(40歳以下で発症)もあり

パーキンソン病の遺伝性

大半は遺伝性はない
若年性パーキンソン病の場合は、遺伝子異常が関与する場合あり

パーキンソン病の治療

薬物療法

ドパミン前駆物質のL-dopa、抗コリン剤等
パーキンソン病の様々な新薬開発中

手術療法

脳内に選曲を埋め込む脳深部刺激療法(DBS)

パーキンソン病の予後・寿命

進行性の病気ですが、進行はとてもゆっくり進むので、通常発症後10年程度は普通の生活が可能。寿命も一般的平均寿命とほとんど変わらない。パーキンソン病のそのものよりも、誤嚥性肺炎などの合併症の方がリスクが高い。

パーキンソン病の方へ訪問マッサージ師ができること

パーキンソン病の方へ訪問マッサージの指針

  • 廃用症候群の予防改善・悪化させない
  • 関節拘縮の予防改善・悪化させない
  • 姿勢不良の予防改善・悪化させない

実際の施術内容

  1. 筋緊張緩和・筋疲労緩和の為のマッサージ
  2. 疼痛緩和の為のマッサージ
  3. 血流改善の為のマッサージ
  4. 関節拘縮の改善・進行を食い止める為のマッサージ・関節運動
  5. 活動低下による体の全体の機能低下改善維持のためのマッサージ・体幹運動・ストレッチ
  6. リラクゼーション効果
  7. 表情筋・咀嚼筋や口周り全体のマッサージ
  8. 唾液腺マッサージ

パーキンソン病患者約8割に嗅覚障害、早期発見につながるかも!?

パーキンソン病においての嗅覚障害はパーキンソン病を早期に発見しうる症状の一つです。パーキンソン病は早期に治療を始めると、薬がよく効くハネムーン期と呼ばれる期間を長く保つことができます。『においがしなくなった?』など嗅覚異常の症状が現れた際には、早期に病院受診された方が良いでしょう。もちろん嗅覚異常はパーキンソン病以外でも様々な病気で起こります。

パーキンソン病患者に嗅覚テストを行うと、約8割に嗅覚障害が認められます。おそらく、パーキンソン病と診断される何年も前から症状があったと思われます
東京都健康長寿医療センター(板橋区)神経内科専門部長の仙石錬平医師

パーキンソン病の重症度レベルの判定

ホーン・ヤールの重症度分類

重症度分類 Ⅰ「一側性パーキンソニズム」
体の片側にだけ、手足の震え(安静時振戦)や筋肉のこわばり(筋強剛・固縮)、動きが鈍くなる(緩慢)が見られるが、症状は軽症。
重症度分類 Ⅱ「両側性パーキンソニズム」
体の左右両方に安静時振戦や筋強剛、動作緩慢などの運動症状が見られる。日常生活や仕事に多少の障害があるが行うことは可能。
重症度分類 Ⅲ「軽~中等度パーキンソニズム」バランスが悪くなる(姿勢反射障害)と小刻み歩行やすくみ足(歩行障害)が見られる。介助なしで生活ができ、職業によっては仕事が続けられる。運動症状は軽~中等度。
重症度分類 Ⅳ「歩行は介助なしで辛うじて可能」立ち上がりや歩行はどうにか可能である。しかし、日常生活が1人では困難であり、あらゆる面で部分的な介助が必要。運動症状は中度~重度。
重症度分類 Ⅴ「歩行には介助が必要」自力で歩行だけでなく立つことも不可能で、車いすが必要になる。ベッドで過ごす時間が長い。

パーキンソン病のステージにあわせた治療やケアが行われます。

他のパーキンソン病の情報

パーキンソン病患者様がすくみ足歩行で困っている時に家族がしてあげるといい4つの事

【パーキンソン病・パーキンソン症候群】転倒予防、訪問マッサージ鍼灸施術で行っている事は??ご家族でもできます☆

 

訪問マッサージ師ができるパーキンソン病の方のための簡単発声練習

 

もっと、パーキンソン病についての記事を観る

 


あなたの知りたい事・悩み事は解決しましたか?

もっと知りたいことがある場合は

無料相談・質問フォームから質問・相談することができます!

お役立ち情報メール配信


Line公式アカウント