訪問マッサージ・リハビリ・はりきゅう治療『藤和マッサージ』

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後縦靭帯骨化症の方への訪問マッサージ・はりきゅう・ストレッチ、効果はありますか?

みなさん、こんにちは!藤和マッサージの須藤です。『後縦靭帯骨化症の方への訪問マッサージ・はりきゅう・ストレッチ、効果はありますか?』というご質問をいただきましたので、お答えさせていだきます。

まずは結論

訪問マッサージ・はりきゅう・ストレッチは後縦靭帯骨化症に伴う、手足や体幹に出ている疼痛緩和に対して効果があります。ただし、後縦靱帯骨化症そのものの原因となっている後縦靭帯の骨化を治療することはできません。また、すべての患者様に疼痛緩和の効果があるわけではありません。

後縦靭帯骨化症骨化症に対して、訪問マッサージ・はりきゅう・ストレッチはどうなの!?

私が担当した後縦靭帯骨化症の患者さん

5年ほど前、男性の後縦靭帯骨化症の方を担当しました。担当した患者さんは、頸椎の後縦靭帯骨化症で何度も頸椎の手術をされていて頸椎にボルトが入っている方でした。下肢に力が入りにくい症状と四肢の痺れ・疼痛の症状があり、自宅内の移動はなんとかつかまりながらでしたが、外出はすべて車いすでした。特につらい症状は下肢の何とも言えない痺れ感があり、その下肢を中心にマッサージとお灸の施術を行っていました。マッサージとお灸を行った日は、本当に良く寝れるとのこと喜んでいただいていました。ただ、翌日から徐々に症状が強く戻ってきてしまっていました。後縦靭帯骨化症と病気は国の難病指定されており、そんなに症例が多い疾患ではないので良く覚えています。

 後縦靭帯骨化症とは、どんな病気か

背骨の骨(主に頸椎)の靭帯が骨になって硬くなってしまう原因不明の病気です。人の体が石になってしまう映画がありましたが、まさにそのとおりで、靭帯が硬くなり、それによって、背骨から出ている神経に圧迫障害を起こし、疼痛や感覚が低下したり、麻痺で動きににくになったりします。後縦靱帯骨化症は黄色靱帯骨化症、前縦靱帯骨化症を合併しやすく、国が指定している難病です。

後縦靭帯骨化症に対してどんなマッサージをするのか?

ます、施術は症状を緩和させる目的で、痛み痺れの症状が出ている部位の背骨に近い部分からマッサージ施術を行います。痛みや痺れの根本原因となっている脊柱(頸椎)部分に直接施術することはしません。施術する対象を筋肉を狙う場合と神経の走行を狙って行う場合で使い分けます。

例えば前腕から手にかけての痺れ・・・
肩上部から手先に向かってマッサージを行います。この時、圧痛(押したときに症状が強くなる反応点)が強い箇所があるので、そこは持続圧迫施術を行います。

後縦靭帯骨化症に対してどんな鍼灸施術をするのか?

ここでもマッサージと同様に、基本的に痛みや痺れの根本原因となっている脊柱(頸椎)部分に直接施術することはしません。

  • お灸⇒症状が出ている部位の神経の走行部位を狙ってお灸施術を行います。
  • 鍼⇒疼痛がでている筋肉もしくはその筋肉と関係が深い経穴(ツボ)を狙って鍼施術を行います。

血が固まりにくい薬を服薬している方には鍼施術をおすすめしておらず、お灸かささない鍼であるてい鍼をおすすめしています。

後縦靭帯骨化症に対してどんなストレッチをするのか?

麻痺による筋力低下で、活動量・運動量が低下していますので、そういった機能低下や運動低下を起こしている筋肉はゴムと同じで弾力性がなくなり硬くなります。そういった筋肉の弾力低下することを防ぎ、機能維持をさせる為に、施術の中でストレッチを行います。
基本的には四肢全体の筋肉を伸ばすようなストレッチを行います。頸椎自体は基本動かしません。

後縦靭帯骨化症に対して、こんな施術や運動はNGです

  • 頸を後ろの反らせる運動はNG
  • 頸椎を刺激するような頸周りは施術しない

後縦靭帯骨化症で痛みや痺れで悩んでいる方は、訪問マッサージを試してみるのも◎

後縦靭帯骨化症で痛みや痺れで悩んでいる方は、訪問マッサージ・はりきゅう・ストレッチを受けてみてください。症状緩和の効果には個人差があり、全ての方が効果が出るわけではありませんが、主治医にご相談し、同意をいただければ保険適応で施術を受けることができます。

その他、何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。


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