脊髄損傷の合併症|気を付けて欲しいこと|訪問マッサージ関連情報
脊髄損傷の主な合併症
- ①褥瘡
- ②関節拘縮・尖足
- ③感染症 (尿路感染症)
- ④静脈血栓
上記以外でも誤嚥性肺炎、脂漏性湿疹・毛嚢炎などの肌トラブル、起立性低血圧などもあります。
※起立性低血圧の対応については、起立性低血圧の原因と改善方法(特に脊髄損傷の方向け)のページをご覧ください。
①褥瘡(床ずれ)
好発部位:後頭部・肩甲骨・仙骨・踵 骨がでっぱているところ
褥瘡の対応策
- 体位変換
- エアマットで体圧分散
- 褥瘡予防の『背抜き』、『尻抜き』、『かかと抜き』を行う
②関節拘縮・尖足
関節は1週間動かさないと、固まります。固まりはじめた関節を戻すのに、動かさなかった時間の数倍かかります。また、あまり強い関節拘縮ですと不可逆的で元に戻せないケースもあります。
関節拘縮・尖足の対応策
- 関節運動で良く動かすこと
- マッサージ
- クッション利用
- 訪問マッサージ、訪問リハビリを積極的にご利用ください。
尖足対応参考ページ⇒脳梗塞・脳出血・くも膜下出血|足首の硬さを取る・尖足を改善する方法
③感染症 (尿路感染症)
排尿障害でバルーン利用時には、細菌感染が起こりやすい状況になります。感染症 (尿路感染症)により発熱が発生する場合がありますので注意しましょう。
④静脈血栓
対策:深呼吸・足関節他動運動(以下他動運動)・弾性ストッキング
訪問マッサージ、訪問看護を積極的にご利用ください
最後に、当院では脊髄損傷の方への訪問マッサージはりきゅう施術を提供しております。あなたのQOLを維持向上する訪問マッサージはりきゅう施術をぜひご利用ください。