なぜ訪問マッサージを受ける脳性麻痺の患者さんが少ないのか?
皆さんこんにちは!藤和マッサージの須藤です。当院の訪問マッサージの対象は、筋麻痺(筋委縮含む)と関節拘縮がある方が対象となっており、下記の5つの疾患群が主な対象疾患です。
1.脳梗塞・脳出血など脳血管障害後遺症
2.パーキンソン病やALSなど神経難病
3.認知症
4.脊髄損傷
5.脳性麻痺
その中でもなぜか、脳性麻痺の患者さん割合が少ないので、なぜなのか考えていました。※これはあくまでも当院の場合であった他の訪問マッサージの事業者さんは違うこともありえます。
訪問マッサージでは、どんなことをするか
まずは、訪問マッサージ(訪問医療マッサージ、在宅マッサージとも呼ばれていますが)ではどんなことをするかです。
・筋緊張緩和・筋疲労緩和の為のマッサージ・ストレッチ
・関節可動域の改善・関節機能低下の進行を食い止める為のマッサージ・関節運動
・筋緊張している拮抗筋は筋力低下になっているので、その拮抗筋を抵抗運動トレーニング
脳性麻痺とは
2009~2013 年の5年間における栃木県の脳性麻痺発生率は 1000 出生対 1.6というデータが出ています。
痙直型 64%を多数で、筋緊張つよく、関節機能低下・関節拘縮が起こる障害ですので症状としては確実にマッサージが有用なことは間違いありません。
その中でも、脳性麻痺の患者さんは少ない。実際の当院で訪問マッサージをご利用いただいている患者さんの中で、脳性麻痺の患者さんの割合は少ない数パーセントとなっています。
訪問マッサージを受ける脳性麻痺の患者さんが少ない要因
・そもそも知られていない
・知っているけど、利用しない
・保険が使えると思っていない?
・マッサージを受けれる状況ではない(重度知的障害・人工呼吸器・経管栄養)
知的障害がある方77%
大部分が、知られていない
当社の広報・営業活動が足りないということす。
なぜ訪問マッサージを受ける脳性麻痺の患者さんが少ないのか?
当社がこれまで行ていた営業・広報活動から漏れていたからではと思っています。
当社はこれまでケアマネさんを中心に営業・広報活動を行っていました。
脳性麻痺の患者さんで自宅にいる方にアプローチできていない(介護のケアマネさんのようなキーパンソンがおらず、アプローチでていない)
障害者施設に入所している方 アプローチできていない(障害者施設職員さんに認知されていない)問うことだと思われます。
したがって、自宅にいる方・障害者施設に入所している方、それぞれに良さを知ってもらいたい脳性麻痺の患者さん・ご家族・障害者施設の職員さんに
筋緊張緩和・関節機能維持向上に絶対マッサージが有用ですので、使っていただきたいと思っています。
どんな症状・状態に有用なのか?
変形が起こりやすい箇所を悪化させないマッサージ・関節運動を行います。
・尖足
・はさみ足
・股関節
・斜頸
ボットクス注射後の運動も大事
ボットクス注射(ボツリヌス菌)後に筋緊張が緩和されているタイミングで、注射した対象の筋肉(緩んだ筋肉)のストレッチと注射した対象の筋肉(緩んだ筋肉)の拮抗筋のトレーニングを行うことで、筋バランスを整え、姿勢を改善。
この動画・記事を見ている、脳性麻痺の患者さん・ご家族・障害者施設の職員さんは、ぜひ訪問マッサージを利用してみてください。
他の脳性麻痺関連情報
マッサージ師が脳性麻痺の患者さんを担当する際の簡単ポイントマニュアル・注意する事
参考文献
脳性麻痺児の実態把握に関する
疫学調査報告書
平成 30 年 10 月
公益財団法人日本医療機能評価機構
脳性麻痺児の実態把握に関する疫学調査
プロジェクトチーム
http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/report/pdf/nouseimahijinojittaihaakunikansuruekigakuchousahoukokusyo.pdf
◎訪問マッサージのおすすめ
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当社、藤和マッサージは難病や障害をお持ちの方、寝たきり方、慢性的な痛みを抱えている方、リハビリが必要な方に訪問マッサージはりきゅうを行っております。そういった難病や障害をお持ちの方に、少しでも明るく元気にポジティブになってもらいたいとの想いをもって活動しております。
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