どんな方が褥瘡・床ずれになるのか?
・寝たきりの方
・脊髄損傷
・車いすの方
原因・状態
・血行不良
・初期は 赤み 発赤 押しても消えない赤みは注意 赤みが消える場合も一歩手前
・内出血や水泡
・重症化すると皮膚が壊死し、皮下脂肪や筋肉や骨、腱などにまで傷が広がる
・菌が入り、感染症
好発部位
・仰臥位 後頭部 肩甲骨 仙骨 踵骨
・側臥位 大転子 外踝
日本褥瘡学会が行った2013年の実態調査
①仙骨部(47.2%)
②その他(16.4%)
③尾骨部(16.0%)
④踵骨部(12.4%)
⑤大転子部(10.7%)
予防
①体圧分散
・長時間 同じ姿勢はNG こまめな体位変換(2~3時間ごと) 体圧分散
・エアーマット ウレタンの体圧分散マット
・皮膚やシーツにシワができていないか気をつける 介護ベッド背中を上げる時など
②栄養補給
・栄養状態が低下すると、筋肉や脂肪が減り、より骨が出っ張ることで血流障害が起きやすい。
・特にタンパク質・ミネラル・ビタミンが大事。エネルギー・カロリー不足も褥瘡になりやすい。
③スキンケア
・皮膚の清潔状態
・排泄後のケア
・入浴シャワー
・保湿
治療
・塗り薬
・ドレッシング キズを覆う医療用材料のドレッシング材で保護する
・消毒・洗浄出血や膿 傷の洗浄
・手術
マッサージ
・褥瘡部をマッサージするのはNG
・発症したばかりで皮膚が赤くなっているだけのところもNG
・褥瘡のない健常部分をマッサージするのはGOOD
・予防的なマッサージでは、皮膚温や皮下血流量を改善するとの報告もあり
・日本褥瘡学会の『褥瘡予防・管理ガイドライン』1では、「骨突起部に対するマッサージは一般的に行わない。特に、力強いマッサージは行わないことが強く勧められる」
・予防的なマッサージでは、皮膚温や皮下血流量を改善するとの報告もあり
注意事項
ベッドのギャッジアップをした前後
皮膚やシーツにシワができていないか気をつける 介護ベッド背中を上げる時など
背抜き・尻抜き・かかと抜き 別動画あり